辺りでは割高な酒を出す店に引き込もうとする軽薄そうなキャッチや、今から出勤するであろう派手な格好の女の子でひしめき合っている。ここは欲望の街新宿、空っ風が吹く夜。足早にメインの通りを通り過ぎ、本日の待ち合わせ場所に向かう。早めに着いたつもりだったが、女の子はすでにそこにいた。先ほど通ってきた雑踏には不釣り合いな普通の女の子って感じだ。とりあえず遅れた謝罪をして、二言三言話をするも口数は少ない。寒さのせいなのか、緊張しているのか、はたまた遅れてきたことに怒っているのか、表情からは判断できない。寒空の下、立ち話をしてもいいことはないだろうと早々に車に向かう。暖かい車内の中でやっと一息ついたのか、時折笑顔を見せてくれる。待ち合わせの時の表情や口数も、緊張と寒さのせい、らしい。内心はどうであれ、そういうことにしてくれるのは優しさ、だろう。名前はののせさん、都内の大学に通う女子大生だという。彼氏はいないようで、経験人数もそんなにらしい。彼氏以外とはエッチしたことはないとのこと。オナニーもしないし、そんなに性欲があるって感じでもないと、歯に衣着せぬ言い方ではっきり言うののかさん。変に取り繕われるよりは全然いい。今回AVに応募したのも貯金のためという地に足ついた理由だ。ただ、やるからにはしっかりやって上を目指したいという立派な意思表明。オナニーはしないがAVは見るみたいで、AV女優という存在は好きと言ってくれる。AVを見るのもAV女優を見るためだという。その分AVのレベルの高さも知っているから甘くは見ていないです、と。さばさばとした感じで、どこか達観しているのはさとり世代っぽい。でもそれくらいの意気込みで来てくれるのはある意味楽しみではある。そうこうしている間に現場に到着する。いざ本番が始まると口数が再び少なくなり、体が固くなっているのが伝わる。緊張しているのが分かりやすい。だが下半身は正直なようでパンツにはうっすら染みが見て取れる。陰部に手を伸ばすと甘い声が微かに聞こえてくる。まだ恥ずかしさがあるのか必死で声を出すのを我慢しているようだが、漏れてしまっているのが微笑ましい。そろそろ肉棒をびしょ濡れのマ●コにぶち込ませてもらう。どんな表情、どんな声を出すのだろうか。