都内某所、深夜25時。徐々にその日の熱気を失いつつある街の片隅で、その美女は路上に腰を下ろしていた。アルコールの海に半身を浸からせて、ゆらゆらと船をこぐ彼女は目を見張るくらい美しかった。目鼻だちは凛として整い、長い睫毛が顔に影を落としている。スポーティなレギンスを纏った脚はすらりと細長く、豊かな尻のラインは否応なく私を興奮させた。半分眠っている彼女に、私は極力優しげな声をかける。親切な通行人を装い、その美女を私のねぐらに連れ込む事に成功した。ベッドに倒れ込み、再び寝息をたて始めた彼女を改めて見下ろす。芸能人のように細長い手脚を折り畳んで眠る彼女はやはり美しかった。私は彼女の身体にそろそろと手を伸ばす。決して起こさないように静かに、しかし欲望の全てをぶつけるように荒々しく……