2023年3月某日。コロナ禍の長いトンネルをようやく抜けたその先に、パンツ丸見えの女が落ちていた。久しぶりに街中で痛飲したといった様子のその女は、何事かブツブツとうめきながら、駐車場の硬いコンクリートの上に身を横たえている。終電がどうとか、部長がどうとか言っているがよく聞き取れない。時刻は深夜1時、降って湧いて出た獲物の出現に、私は静かに興奮していた。長い夜になりそうだ。女に肩を貸してみると、ぐったりと脱力しながらも身を任せてきた。20代中盤だろうか、柔らかい女の身体の感触に、私の下半身は既に痛いくらいに勃起している。なかば引きずりながら、私の部屋に女を連れ込み、ベッドに放り投げた。女は、半分は覚醒しているが、残りの半分はアルコールがもたらす酩酊の中に沈み込んでいるようで、体をまさぐっても抵抗する兆候は見られなかった。それどころか、官能的な快感がもたらす痺れに興奮しているようにも見える。胸を揉みしだくと、たっぷりとした重量感のある甘美な感触が私の指を柔らかく押し返してくる。いてもたってもたまらず、私は隆起したペニスを女に突き刺そうと…………