慢性的な便秘に悩む結愛に対して行われる、倒錯アナルエステ。大量のワセリンを指に取り、肛門に塗り込みながら時間を掛けてマッサージ。筋肉が緩んできたところで慎重に指を入れていき、患者の様子を見ながら挿入する指を増やしていく。直腸内を指で確認したのち、ガラスの注射筒で50%グリセリン溶液を浣腸する。漏らさないように指で肛門に栓をしながら、手のひらで下腹部に圧を加えて便意を促していく。充分な時間、我慢させてから、簡易便器に排泄させる。便の状態を確かめるという理由で、トイレに行くことは許さない。患者を開脚式内診台に座らせ、排便後の肛門を改めて拡げていく。指で状態を確認してから、棒状の器具を細い物から順に挿入していく。太い異物を受け入れる程度に緩んだアヌスに肛門鏡を埋め込む。ゆっくりと開口していき、ライトで腸内に光を当てて直腸の状況を観察する。最後に長さ30cmほどの直腸内視鏡を肛門から差し入れ、直腸の最深部を視診する。